最終更新:2025/2/14
マスキング機能は現在一部のお客様にのみ提供しております。
ご利用を検討されているお客様はお問い合わせください。
- はじめに:マスキング機能に関する同意事項
- 文脈による判断が必要なケース
- 過剰にマスキングされるケース
- 利用開始までの手順
- 機能について
- 1. フィードバックの登録時にマスキング設定した場合
- マスキング対象となる登録方法
- 2. AIによる自動分析時にマスキング設定した場合
- マスキング対象となる分析
- FAQ
はじめに:マスキング機能に関する同意事項
マスキング機能は、可能な限り高い精度を追求しておりますが、100%のマスキングを保証することが難しい 点をご理解ください。
また、一度マスキングされたデータは元に戻すことができないため、必要に応じて元のデータを手元に保管していただくことを推奨 いたします。
文脈による判断が必要なケース
- 同じ言葉でも文脈によって意味が異なる場合、正確なマスキングが難しいことがあります。
- 例えば、「内部確認」という表現では、以下のような意味の違いが発生する可能性があります。
- 「内部さんが確認したこと」
- 「(事業部などの)内部で確認したこと」 このように、単語「内部」を含む場合でも、その意味やマスキングの必要性が文脈に左右されるため、マスキングが不十分になる可能性があります。
過剰にマスキングされるケース
- 通常はマスキングが不要な言葉が、誤ってマスキングされる場合があります。
- 例えば、「山田さんの報告書」という文脈では「山田」が人名としてマスキングされるべきですが、一方で「山田電機さん」という表現でも「山田」が誤ってマスキングされる可能性があります。
引き続き精度の向上に努めてまいりますが、機能の特性を十分にご理解いただいた上でご活用いただけますと幸いです。
利用開始までの手順
- マスキング機能の有効化:ワークスペースに対してマスキング機能を有効にします。 (Flyle社の操作)
- マスキング機能設定:下記からお客様で実施いただく箇所です
- ワークスペース設定から「マスキングに関する同意事項」をお読みいただき、ご同意頂くと、マスキング機能を有効化することができます。
- 「個人情報のマスキングを有効にする」を有効化します
- 必要に応じて、以下のマスキングを適用するタイミングを選択してください
- フィードバックの登録時にマスキング
- フィードバックの登録・更新時、タイトル・本文に個人情報が含まれていた場合に自動的にマスキングされます。
- AIによる自動分析時にマスキング
- 個人情報が含まれるデータを自動的にマスキングした上で、AI分析を実施します。
- 具体的には、マスキング処理後、Microsoft社が提供する Azure OpenAI Serviceを使用して分析を行います。
- フィードバックの自動分析が無効の場合、設定することができません。
- AIサービスへの送信時にのみ適用されるため、フィードバック画面上ではタイトル・本文はそのまま表示されます。
機能について
1. フィードバックの登録時にマスキング設定した場合
この設定を有効にすると、フィードバックの登録・更新時に、タイトルや本文に含まれる個人情報が自動的にマスキング されます。
マスキング対象となる登録方法
以下の方法で登録されたフィードバックがマスキングの対象となります。
- フィードバック画面からの直接投稿、フィードバック詳細からの更新
- csv、Excel経由の一括登録
- Slackからのフィードバック登録
- メールからのフィードバック登録
- Zendeskからのフィードバック登録
- Salesforceからのフィードバック登録
2. AIによる自動分析時にマスキング設定した場合
この設定を有効にすると、AIによる分析時に個人情報が含まれるデータが自動的にマスキングされます。
マスキング対象となる分析
以下のようなAIによる分析が対象となります。
- フィードバックの要約・分類
- ソリューション ↔ フィードバックの関連付け推薦
- 顧客課題のグルーピング
FAQ
Q. どのようなデータがマスキングされますか?
以下のようなデータがマスキング対象となります
- 氏名: (例) 山田太郎 → [PERSON_NAME]
- 住所: (例) 東京都新宿区西新宿2丁目 → [ADDRESS]
- 電話番号: (例) 090-1234-5678 → [PHONE_NUMBER]
- メールアドレス: (例) yamada@example.com → [EMAIL_ADDRESS]
- 生年月日: (例)1980/01/01 → [DATE]
- クレジットカード番号: (例) 1234-5678-9012-3456 → [CREDIT_CARD_NUMBER]
- 銀行口座番号: (例) 001-1234567 → [BANK_ACCOUNT]
- マイナンバー: (例)1234-5678-9012 → [MY_NUMBER]
- IPアドレス: (例) 192.168.0.1 → [IP_ADDRESS]
- 住民票コード: (例) 12345678905 → [RESIDENCE_CARD_NUMBER]
- 郵便番号: (例) 123-4567 → [POSTAL_CODE]
- 基礎年金番号: (例) 0150-0000012 → [KISO_NENKIN_NUMBER]
- 運転免許証番号: (例) 630012345620 → [DRIVER_LICENSE]
- 保険証番号: (例) 138180 → [INSURANCE_NUMBER]
Q. 一度マスキングしたデータを元に戻せますか?
- いいえ、一度マスキングしたデータは元に戻すことはできません。
- そのため、必要に応じて元のデータを手元に安全に保管していただくことを推奨します。
Q. 特定のデータをマスキング対象に追加することはできますか?
- はい。ご相談いただければ、ワークスペースごとでのカスタマイズの対応が可能です
Q. 既存のデータをマスキングすることはできますか?
- はい。データのマスキングは、インポート、データ更新のタイミングで行われます。既存のデータをマスキングする場合、内容を修正したタイミングでマスキングがされます。