更新日:2025/04/30
- 前提条件
- 概要
- この機能に登場するデータ
- 1. 初期設定
- 1-1. AI分析を有効化し、フィードバックの分析を完了させる
- 1-2. テーマスペースの設定
- 1-2-1.テーマスペースの作成
- 1-2-2. 類似した要約の自動追加を有効化する
- 1-2-3. テーマスペースで扱う要約の範囲を指定する
- 1-2-4. テーマスペースを保存して、テーマ画面を確認する
- 1-2-5. テーマスペースに、フィードバックを同期する
- 1-3. 新しいテーマ・グループを自動で作る
- 1-4. 新しく作成されたテーマ・グループの内容を確認し、修正する
- 1-5. テーマグループを作成し、テーマをグルーピングする
- 1-6. おすすめされたテーマ・要約を確認する
- テーマに分類できそうな要約
- テーマグループに分類できそうなテーマ
- 2. 運用フェーズ
- 2-1. フィードバックを同期する
- 2-2. 新たにおすすめされたテーマ・要約を確認する
- 2-3. 未分類の要約を既存のテーマに分類する
- 2-4. テーマをアーカイブする
- 2-5. 要約を非表示にする
- 3. そのほかの活用
- 要約の絞り込み
- 「前回の自動分類結果のみ」で絞り込む
- テーマスペースの条件変更
- 「類似した要約の自動追加」と「未分類の要約を既存のテーマに分類」の違い
- テーマスペースを21件以上利用する場合
- よくあるご質問
前提条件
- 「AI分析機能」が利用可能なワークスペースであること
- 「テーマ管理機能」が有効なワークスペースであること(Flyle側での設定が必要となります)
概要
テーマ機能では、AIによる自動生成・サジェスト、手動による分類の両面からのアプローチによって、Flyleに投稿されたフィードバックのグルーピングを半自動で行う機能です。
テーマ機能を活用することで、顧客がどのような課題やニーズを持っているのかの傾向を素早く判断することに繋がります。
この機能に登場するデータ
- テーマスペース
- テーマとテーマグループを目的や商品に応じて、複数管理できるスペースです
- スペースごとに分析対象のフィードバックを指定できます
- スペースを横断してグループやテーマを移動できません
- 例:半期のNPSアンケート分析用のスペース、お問い合わせセンター専用の分析スペース、ポジティブフィードバックを分析するスペース
- テーマグループ
- テーマをグルーピングしたもので、一つのテーマグループに復数のテーマを選択できます
- 例:商品検索、決済、システムパフォーマンス、商品品質、接客態度、など
- テーマ
- 要約をグルーピングしたもので、一つのテーマに復数の要約を選択できます
- 例:検索項目にxxが不足、QRコード決済に対応していない、など
- 要約・要約分類
- AI分析を有効化することで利用できる、フィードバック本文内の要約
- 1つのフィードバックに復数の要約が付与される場合もあります
- 要約は クリティカル/要望/ネガティブ/ニュートラル/ポジティブ のいずれかに分類されます
- 例:xxで検索できなかったのが残念、QRコード決済に対応してほしい、など
- フィードバック
- Flyleに登録された顧客フィードバック
1. 初期設定
1-1. AI分析を有効化し、フィードバックの分析を完了させる
こちらを参考にしてください
1-2. テーマスペースの設定
1-2-1.テーマスペースの作成
- https://app.flyle.io/themes にアクセスする
- 右上に表示されているセレクトから「テーマスペース設定」を選択すると、選択されていたテーマスペースのテーマスペース設定詳細に遷移する
- テーマスペース設定詳細を閉じて、テーマスペース設定画面の「テーマスペースを追加」を押すと新しいテーマスペースを作成することができます。
補足:テーマスペース機能のリリース前に、すでにテーマを利用していた場合、既存のテーマやテーマグループは「最初のテーマスペース」に格納されています。
1-2-2. 類似した要約の自動追加を有効化する
意味が類似した要約を自動でテーマに追加します。
テーマの自動作成前に有効化しておくことで、自動作成されたテーマや、新たに作成された要約が自動でテーマに追加され、手動の要約分類の作業が少なく利用することができます。
無効のまま利用することも可能です。
- https://app.flyle.io/theme-space-settingsにアクセスする
- 自動追加をオンにする
要約の自動追加に関する補足
- 自動追加を有効にすると、新しく追加された類似度の高い要約は既存のテーマに自動で追加されます
- 自動追加はいつでも有効・無効を切り替えることができます
- 一度有効にしてから無効しても、すでにテーマに自動追加された要約はそのまま残ります
- 自動追加された要約には「自動追加アイコン」が表示され、ホバーすると自動追加日時が確認できます
- 要約を手動で追加して、自動追加が完了するには多少時間がかかります(一度他のテーマを閲覧したり、リロードをお試しください)
- 以下の条件で要約に「自動追加アイコン」が付与されます
- テーマの自動生成でテーマに追加された要約
- 新しく作成されて、自動でテーマに追加された要約
- 以下の条件で要約から「自動追加アイコン」が削除されます
- 要約を手動で別のテーマに移動する
- 要約を手動で編集する
- 要約を手動で選択して新しいテーマを作成する
- テーマを手動で削除する(未分類に移動した要約)
1-2-3. テーマスペースで扱う要約の範囲を指定する
テーマスペース設定詳細の「条件設定」でテーマスペースで仕様する要約の範囲を指定できます。要約もしくはフィードバックの持つ情報を条件に設定できます。
条件に当てはまる要約の数はヘッダーで確認できます。
1-2-4. テーマスペースを保存して、テーマ画面を確認する
- テーマスペース設定を保存する
- 保存後、テーマスペース設定詳細に「テーマを見る」ボタンが表示される
- 「テーマを見る」ボタンを押すと、該当のテーマスペースのテーマ画面に遷移する
- テーマスペースの作成には時間がかかることがあります。以下のようなページが表示される場合しばらく待って再度画面を確認して見てください。
1-2-5. テーマスペースに、フィードバックを同期する
テーマスペースを作成してから、テーマスペースに同期していないフィードバックを追加・削除・編集した場合は、フィードバックを同期ボタンを押して、スペースの中の要約を最新の状態にしてください。
以下の場合、「フィードバックを同期」からテーマスペースに最新のフィードバックの情報を同期する必要があります。
また、「フィードバックを同期」が完了すると、左下のベルマーク、完了通知が届きます。

- フィードバックの新規投稿
- テーマスペースを作成後に、新規投稿されたフィードバックをテーマスペースに追加したい場合
- 既存のフィードバックの更新
- テーマスペースに含まれない既存のフィードバックを、テーマスペースの条件に合致する内容に更新して、テーマスペースに追加したい場合
1-3. 新しいテーマ・グループを自動で作る
- https://app.flyle.io/themes にアクセスする
- 画面右上の「作成」ボタン→「新しいテーマ・グループを作成して分類」を選択して実行する
- フィードバックの量によっては数十分かかることがあります
- 自動分類完了のタイミングで、実行したメンバーアカウント宛にメールが送信されます
- 新しいテーマ・グループが自動生成される
- 自動分類結果を確認し、必要に応じて手動で修正を行う
- 絞り込み > その他 > 前回の自動分類結果のみ をチェックした状態で絞り込む
補足
- テーマスペース内に100件以上の未分類要約がある場合に実行することができます。
- 未分類要約のうち、既存テーマに分類して残った要約が3万件を超える場合、ランダムに抽出した3万件の要約のみが対象になります。
- 下記の順で処理を行います。
1. 未分類の要約を既存のテーマに分類し、分類できなかった要約から新しいテーマを作成
2. グループなしのテーマを既存のグループに分類し、分類できなかったテーマから新しいグループを作成
1-4. 新しく作成されたテーマ・グループの内容を確認し、修正する
自動生成されたテーマを確認し、下記の修正を行います。
- テーマ名やグループ名が期待と異なる場合、名称を修正する
- テーマに分類された要約や、テーマグループに分類されたテーマが期待と異なる場合、適宜テーマや要約を移動する
- テーマの内容が重複する場合、テーマ同士を統合する
1-5. テーマグループを作成し、テーマをグルーピングする
近しい内容のテーマを集めて管理できるよう、テーマグループを作成します。
- 画面右上の「作成」ボタン→「グループ」を選択する
- グループ名を入力する
- (任意) グループの説明を入力する
- (任意)「関連するテーマと要約を検索」ボタンを押すと、グループにひも付きそうなテーマと要約がリストアップされるので、該当するものにチェックを入れる
- 「保存」ボタンを押して、グループを作成する
- 「保存時にテーマと要約を自動分類する」にチェックを入れていた場合、上記4.においてチェックされていたテーマ/要約に類似するものを、作成されたグループに自動で分類します。
- すでに作成済みのテーマの中から、新しく作成したグループに分類できそうなものがあれば移動する
※現状はドラック&ドロップによる移動のみサポートしていますが、テーマの数が多い場合に移動作業に工数がかかるため、今後改善予定です。
1-6. おすすめされたテーマ・要約を確認する
テーマ管理機能の「おすすめ」機能には、2つのパターンがあります。
テーマに分類できそうな要約
- テーマ一覧に表示される青い数値は、そのテーマに分類できそうな可能性が高い要約の数です。
- テーマを押下すると要約の一覧が表示されるので、画面を下までスクロールし、「おすすめ」欄まで移動します。
- おすすめされた要約に対し、下記のどちらかのアクションを行います。
- テーマに追加:要約をテーマに追加します。その後、新たに追加された要約に類似する要約があれば、さらに追加でおすすめを表示します。
- おすすめから削除:おすすめ欄から削除します。その後、削除した要約に類似する要約はおすすめ欄に表示されません。
テーマグループに分類できそうなテーマ
- テーマグループの横に表示される青い数値は、そのテーマグループに分類できそうな可能性が高いテーマの数です。
- 三点リーダから「おすすめのテーマ」を押下し、テーマグループに分類するテーマにはチェックをし「追加」ボタンを押下します。
- おすすめから削除する場合、削除アイコンを押下します。その後、削除したテーマに類似するテーマはおすすめ欄に表示されません。
2. 運用フェーズ
2-1. フィードバックを同期する
新たに登録されたフィードバックの数が増えると、テーマスペースにフィードバックの要約を同期する必要があります。
画面右上の「フィードバックを同期」ボタンを押下すると実行することができます。
処理が完了すると、未分類の要約に新たに登録されたフィードバックの要約が追加されます。
2-2. 新たにおすすめされたテーマ・要約を確認する
具体的な操作は と同様となります。
この操作を繰り返していくと分類のパターンが拡充され、新しいフィードバック要約が高い確率でいずれかのテーマにおすすめされる状態となります。
2-3. 未分類の要約を既存のテーマに分類する
未分類の要約を既存のテーマに分類することができます。
- https://app.flyle.io/themes にアクセスする
- 画面右上の「作成」ボタン→「未分類の要約を既存のテーマに分類」して実行する
- フィードバックの量によっては数十分かかることがあります
- 自動分類完了のタイミングで、実行したメンバーアカウント宛にメールが送信されます
- 既存のテーマに要約が分類される
- 自動分類結果を確認し、必要に応じて手動で修正を行う
- 絞り込み > その他 > 前回の自動分類結果のみ をチェックした状態で絞り込む
補足
- この処理は1日1回まで実行することができます。日本時間の午前0時に更新されます。
- 1日の実行回数の上限1回を超えて実行したい場合は、Flyle内のチャットを通じてご連絡ください。
2-4. テーマをアーカイブする
すでに解決しているテーマや、今後実現予定のないテーマをアーカイブすることができます。
アーカイブしてもデータが削除されることはなく、画面右上の「アーカイブを見る」ボタンから確認、復元することが可能です。
2-5. 要約を非表示にする
テーマの素材として利用できない要約など、テーマ画面から除外したい要約を非表示にすることができます。
テーマ画面からは見られなくなりますが、フィードバックには表示されます。
3. そのほかの活用
要約の絞り込み
テーマ画面では、表示する要約の絞り込みを行うことができます。タグ、カスタムフィールド、要約分類、期間などで絞り込みを行うことで、特定の観点に着目したテーマの傾向を把握することが可能です。
- 例
- 要約分類:ネガティブ x 期間:直近3ヶ月、で絞り込む
- タグ:機能 x タグ:満足度、で絞り込む
- など
「前回の自動分類結果のみ」で絞り込む
- 「未分類の要約を既存のテーマに分類」もしくは「新しいテーマ・グループを作成して分類」を実行した際に、テーマに自動分類された要約で絞り込むことができます。
- 最新の自動分類で分類された要約を確認することができます。
- 新たに自動分類を実行すると、以前の分類結果では絞り込みできなくなる点にご注意ください。
テーマスペースの条件変更
テーマスペースを作成した後で、テーマスペースの条件を変更することができます。
以下の注意点があります。
- テーマスペースに要約が追加される場合
- 追加される要約は、未分類に追加される
- 自動追加がオンの場合は、未分類に入った後すぐにテーマに追加される可能性がある
- テーマスペース内の要約が条件から外れた場合
- 未分類の要約・おすすめの要約
- テーマスペースから除外される
- テーマに含まれる要約
- テーマスペースのテーマに残る(要約は以下のような破線のスタイルで表示されます)
- 補足:この状態でも、今までと変わらず要約の件数はカウントされ、レポートなど他の機能からも参照されますが、一度未分類に移動するとaの状態になるため、スペースから除外されます
「類似した要約の自動追加」と「未分類の要約を既存のテーマに分類」の違い
- 類似した要約の自動追加とは
- 既存のテーマに分類されている要約と、類似する未分類の要約を自動でテーマに追加します
- 未分類の要約を既存のテーマに分類とは
- 既存のテーマに分類されている要約と、類似する未分類の要約を自動でテーマに追加します
- 上記の処理の後に残った要約に対して、再評価を行い、さらに分類を行います
- 2つの使い分け
- 「類似した要約の自動追加」
- この機能は、ほぼ同義の要約がテーマに自動的に追加されます。自動追加されるので、通常はオンにしておくことをおすすめします。
- 例:
- テーマに入っている要約:サイトの動作が遅い
- 追加される要約:サイトの動作が遅かった
- 「未分類の要約を既存のテーマに分類」
- この機能は、AIを活用して、人の目で確認・判断が必要な要約をテーマに自動的に分類します。実行は任意のタイミングで行い、必要に応じて人の目で確認し、再分類を実施してください。
- 例:
- テーマに入っている要約:サイトの動作が遅い
- 追加される要約:ページ遷移などの動作が重い
類似度 | 追加タイミング | 分類される要約の範囲 | |
類似する要約の自動追加 | 既存のテーマに分類されている要約と、類似する未分類の要約を自動でテーマに追加します | 随時 | 狭い |
未分類の要約を既存のテーマに分類 | 上記の処理に加えて、さらに広い範囲で類似する可能性のある要約を再評価して追加する | 手動(ユーザーが自動分類を実行したとき) | 広い |
テーマスペースを21件以上利用する場合
「編集可能」なテーマスペースは最大20件です。 20件を超えてテーマスペースを利用する場合は、利用頻度の低いものや不要なテーマスペースを「閲覧のみ」に変更してご活用ください。
テーマスペースを「閲覧のみ」に変更する
- https://app.flyle.io/theme-space-settingsにアクセスして、テーマスペースを選択する
- 右上の3点メニューボタンを押下して、「閲覧のみに変更」を選択する
- 確認ダイアログが表示されるので、「変更する」ボタンを押下する
- テーマスペース一覧の「閲覧のみ」タブに、閲覧のみに変更したテーマスペースが表示される
補足
テーマスペースを「閲覧のみ」に変更した後でも、以下のいずれかの方法で「編集可能」に戻すことができます。
- テーマ画面の右上の「編集可能に変更」ボタン
- テーマスペースの設定詳細右上の3点メニューボタン


「編集可能」と「閲覧のみ」の違い
編集可能 | 閲覧のみ | |
フィードバックの同期 | できる | できない |
テーマ作成・編集・削除 | できる | できない |
テーマグループ作成・編集・削除 | できる | できない |
類似した要約の自動追加 | できる | できない |
未分類の要約を既存のテーマに分類 | できる | できない |
新しいテーマ・グループを作成して分類 | できる | できない |
要約の検索 | できる | できる |
レポート・ダッシュボードで表示 | できる | できる |
よくあるご質問
(執筆中)